ATELIER OF LIGHT

光が織りなす風景

SCENE #891

先月28日に鳥海山の御浜に行った際の星景。

 

この場所は標高約1700mで、ここまで行くのに登山口まで車で1時間、登山口から登って休憩等含めて2時間。そして天候待ちや場所選びなど撮影条件待ちなどして撮影してトータル6時間、帰りも1+2の3時間なので、この一枚を生み出すのに12時間かけてることになる。

自分の中では苦労してこの高さに行って撮った感覚だが、宇宙から見たらその移動量も時間もほとんど無にで、改めて宇宙のスケールとのギャップを感じる。

そして眼下に広がる自分の住む街明かりを見ると、さらにすべてがとてもちっぽけに見えたりする。

宇宙のスケールと地上のスケールの狭間にいるこの感覚、つまり何なの?と自問するが、なんとも表現しがたい。

 

山と街と宇宙