ATELIER OF LIGHT

光が織りなす風景

春はすぐそこに

この日は天気は大荒れ、横から頬に当たるのは雪というより小さな氷の粒

2月も後半に入るというのに相変わらずの天気だなと最初思った

しかし撮影しているうちに、その小さな氷の粒は荒波によって

氷塊から剥がれて飛ばされたものと気づいた

さらにふと遠くに目をやると、先週まで氷に覆われていた砂浜と川面が姿を見せている

グローブをしているにもかかわらずかじかむ指に、相変わらずの厳冬と思うが

じわじわと春は近づいている

人の成長とよくにていると思った、進んでいないようで進んでいる

進んでいないと思うのは、むしろ進んでいることの証しかもしれない

厳冬の米代川